あなたの家の駐車場には、使わなくなってしまった車が置いたままになっていることはないでしょうか。

「親が年をとって車に乗らなくなった」「車が壊れてしまいそのまま放置している」など、さまざまな理由で放置された車があります。

このとき、車がまだ使える状態なのであれば、すぐに車を売却してしまいましょう。時間の経過とともに、車の価値は下がるいっぽうだからです。

それに対して、車の故障などが原因で放置をしているのなら、すぐに廃車手続きをすることをおすすめします。なぜなら、車は使用の有無に関わらず、所有しているだけで自動車税がかかるからです。車を使っていないのなら、無駄な税金を払っていることになります。

では、「車がまだ使える状態である場合」と「車の故障などが原因で放置している場合」について、それぞれどこに車をもっていくべきなのでしょうか。また、廃車の手続きはどのように行えばいいのでしょうか。これらのことについて解説していきます。

車がまだ使える状態である場合

車がまだ動く状態で放置されてから年数が経っていない場合、その車はまだ中古車としての価値があります。

「何年か放置していたような車に本当に価値がつくのだろうか」と疑問に思う人もいるでしょう。確かに、何年も放置された車両はメンテナンスをされていないことが多く、一般的にはほとんど価値のないものとして扱われます。

そのため、ディーラーの下取り査定に出した場合、買取価格がつかないことが多いです。それどころか、車に全く価値がなければ引き取りにかかる代金を請求されるでしょう。

ただ、このようにディーラーでは査定額のつかない車であったとしても、「一括見積もり査定」を利用することで査定額をつけてくれる中古車買取業者に買い取りをしてもらうことが可能です。

一括見積もり査定では、中古車オークションでの相場をもとに査定をされるため、需要があってある程度状態の良い車であれば買い取りの対象になります。

また、一括見積もり査定では複数の買取業者があなたの車を買い取ろうと競争するため、買取査定額が上がります。オークションに例えるなら、車が「せり」にかけられた状態になるということです。これにより、思っている以上の買取価格になることは珍しくありません。

「一括見積もり査定の利用」以外にも、少しでも高く車を買い取ってもらうためにできることがあります。それは、車を少しでも早く売却することです。

車は時間が経つほど劣化していきます。そのため、車の価値が最も高いのはまさに今この瞬間なのです。また、時間が経つと車種の人気も落ちてしまいます。車を少しでも高く売るためには、今すぐに買取査定に出す必要があります。

車の価値は、経過年数とともに引かれていきます。例えば、新車購入時から3年経った車の価値は6割減、5年経った車であれば価値は8割減になります。

車両価格が100万円の車を売却する場合、新車購入時から3年経つと買取価格は約40万円になります。5年経った車では、買取価格は約20万円にまで下がります。1年で10万円、2年で20万円も買取価格が下がってしまうのです。

上記の内容をまとめると、車を少しでも高く売るためには「今すぐに一括見積もり査定に申し込む」ことが最善策であるといえます。

車の故障などが原因で放置している場合

車が故障して動かなくなってしまう原因はさまざまです。一見すると廃車に思える不動車(エンジンをかけても動かない車)でも、軽微な故障(電気系統の故障など)が原因であれば、その車にはまだ価値がある可能性があります。

そのため、廃車と決めつける前に一括見積もり査定に申し込んでみましょう。一括見積もり査定では買取業者があなたの家まで来るので、不動車でも簡単に査定を受けることができます。

しかし、見積もり査定を受けても査定額がつかなかった場合は廃車にするしかありません。このとき、買取業者に廃車手続きをお願いする必要はありません。実は、査定では価値のつかない車に値段をつけて買い取ってくれる業者が存在します。

このように価値のつかない車であれば、「廃車買取業者」に相談をしてみましょう。動かなくなってしまった車や長年放置され中古車としての価値がなくなった車を、中古車買取業者やディーラーに持ち込んで廃車にすると、引取りの際のレッカー代や解体費用(リサイクル代)を請求されます。

しかし、廃車買取業者であれば中古車としての価値の有無は関係なくリサイクルできる部品や鉄・アルミなどの素材に対して価格をつけるので、壊れたり劣化していたりする車でも買い取ってくれるのです。

ちなみに、車種や年式によって価格の幅はありますが、1~10万円ほどで買い取ってもらえます。また、事故車であっても、高年式(新しい)の車であれば買取価格が20万円台になることもあります。

廃車にするための手続き

廃車買取業者に車を引き取ってもらう際には、廃車手続きが必要となります。実は、廃車には2種類の選択肢があるということを知っているでしょうか。

その選択肢とは下記の2通りになります。

一時抹消登録:(いちじまっしょうとうろく)

一時抹消登録をすることで、車の使用を一時的に止めることができます。一時抹消登録をしている間は、自動車税や保険料を支払う必要がなくなります。そのため、病気や怪我での長期入院や海外赴任などでしばらく車を使わない場合や、車を修理するためにひとまず保管したい場合は一時抹消登録をしておきましょう。

抹消登録をしている間、その車は公道を走ることができませんが、再び車を使いたいときに「中古車新規登録」に申請することでまた公道を走ることができます。

ちなみに、抹消登録済みの車を処分する際には、「解体抹消」という手続きを追加で行う必要があります。

永久抹消登録:(えいきゅうまっしょうとうろく)

永久抹消登録をすると、その車は二度と使うことができなくなります。世間一般の廃車のイメージ通り、車は解体されスクラップになり車籍(車の戸籍)を完全に抹消されます。

再び使う予定のない車や事故で大破した車などは、永久抹消登録をして解体処分することで税金や保険の支払いが必要なくなります。

なお、普通自動車であれば永久抹消登録の手続きを陸運支局で行いますが、軽自動車の場合は軽自動車検査協会にて手続きを行います。

実際のところ、たいていは廃車買取業者がこれらの手続きを代行してくれるため、自分で手続きを行うことはほぼありません。

ただ、なかには手続きを代行していない業者もあります。この他にも、「見積もり無料」「レッカー無料」などのサービスを行っているのかチェックしてから廃車の買取をお願いするようにしましょう。

自分名義ではない車を売却・廃車にするには

もし、使わなくなった車を売却したり廃車にしたりするときに、その車の名義人以外の人が手続きを行うのであれば「名義変更」をする必要があります。例えば、亡くなった親の車を処分する際は名義変更が必要になります。

名義変更は条件によって数パターンの手続きがあるため、以下で詳しく解説していきます。

名義変更に必要な譲渡手続き

車を売却・廃車するにあたって、まずは名義変更をするために現在の所有者に譲渡手続きを行ってもらう必要があります。その車の所有者が誰なのかわからないときは、車検証に記載されている所有者の欄を確認しておきましょう。

名義人が自分以外である場合、下記のいずれかに該当するはずです。

名義人が親である場合:

名義人が親である場合は、簡単に手続きをすることが可能です。親に所有権を譲渡してもらえば、自分がその車の所有者になるため売却も廃車も自由に行うことができます。

親に所有権の譲渡をお願いする際には、後術する必要な書類を用意してもらうだけなのでそれほど難しい手続きは必要ありません。

名義人がローン会社やディーラーである場合:

ローンを組んで車を購入すると、名義人がローン会社やディーラーになります。

この場合、譲渡の条件として原則、車の支払いが完了している(残債が残っていない)必要があります。支払いが完了しているのであれば、ローン会社やディーラーに譲渡の依頼をして手続きを完了させることができます。

もし、残債が残っている車を売却する場合は、「売却価格が残債を上回る」必要があります。つまり、車を売却した代金でローンの返済ができればいいということです。

例えば、残債が50万円残っていた場合、車の売却額が50万円以上であれば車を売った代金をローンの返済にあてて完済することができます。また、車の売却額が50万円以下であった場合は、不足分を現金で支払うことで完済となります。

上記のどちらかの手段でローンが完済されれば、問題なく譲渡の依頼をすることができます。

名義人が亡くなっている場合:

もし、車の名義人が亡くなってしまっている場合、「譲渡」ではなく「相続」の手続きをすることになります。車を相続するためには、行政書士へ相続手続きを依頼する必要があります。

ただ、軽自動車は資産として扱われないため相続手続きの必要がありません。相続人であれば、誰でも名義変更が行えます。

相続人が何人いるのか、名義を誰にするのかによって相続の手続きが変わってきますが、行政書士の説明に従って手続きを行えばスムーズに相続できるでしょう。

名義変更に必要な書類と手順

以上が、それぞれパターン別の譲渡手続きの方法になります。所有名義を自分のものにしてから売却・廃車するという流れになることを覚えておきましょう。

それでは次に、名義変更の際に必要になる書類や手順をより詳しく解説していきます。

業者に名義変更を代行してもらう場合:

たいていの買取業者では名義変更の代行を行ってくれますが、代行をお願いする際に以下の書類を用意する必要があります。

・車検証

・譲渡証明書

・旧所有者の印鑑証明と委任状

・新所有者の印鑑証明と委任状、車庫証明

必要書類のうち、車検証は車に積んであるはずです。また、譲渡証明書と委任状に関しては国土交通省のホームページからダウンロードすることができます。

そのため、改めて取得をする必要があるのは印鑑証明と車庫証明となります。印鑑証明は市役所で受け取ることができ、車庫証明は警察署に行って手続きを行うと取得することができます。

ただ、これらの書類を事前に用意しなくても、買取業者に相談すると詳しく説明してくれます。書類の取得方法がよくわからない場合は、買取業者に聞いてから書類を用意した方がいいでしょう。

自分で名義変更を行う場合:

買取業者に代行を頼まずに、自分で名義変更を行うのであれば陸運局に行き手続きを行うことになります。また、上記の書類に加えて以下のものが必要になりますが、陸運局で用意できるので事前に用意する必要はありません。

・売却する車

・自動車税

・手数料納付書

・申請書

私の友人に実際に自分で名義変更を行った人がいますが、「非常に大変だった」と話していました。買取業者に名義変更を代行してもらうと1.5~3万円ほどの費用がかかりますが、手間を考えると代行サービスを利用するほうがいいかもしれません。

ただ、車の売却額が代行費用を下回っていると、「車を売却することで損をしてしまうのでは」と考える人がいるかもしれません。確かに、中古車の売却額(下取り価格)が2万円である車の場合、名義変更の代行費用に3万円支払うと1万円の損をしてしまいます。

しかし、それでも車を買取してもらった方がいいです。一見すると、車を売却することでかえって損をしているように感じられますが、車を売却することで税金や保険の支払いがなくなるため結果的には得をします。

損をしないためには、すぐに車を手放すべき

先ほど述べた通り、使わずに放置された車は、所有しているだけで無駄な税金や保険料がかかってしまいます。そのため、損をしないためにはすぐに車を手放す必要があるといえます。

査定額のつく車であれば、年数が経って価値が下がる前に、一括見積もり査定に申し込んで少しでも高く買い取ってもらいましょう。もし、査定額がつかなかった場合は、中古車買取業者ではなく廃車買取業者に買い取ってもらうことで損をせずに済みます。

一括見積もり査定では廃車買取業者も存在するため、よく分からない方は一括見積もり査定で依頼すれば問題なく査定をしてもらえます。

また、名義変更などの複雑な手続きが面倒だと感じるのであれば、買取・廃車業者に代行を依頼することで手間を省くことができます。

使わなくなった車を放置しているのであれば、無駄な支払いをなくすためにも「一括見積もり査定」に申し込んで車を手放してしまいましょう。


私が車を買い替えるとき、必ず行うことは一括査定によるネットからの一括見積もりです。一社だけでなく、何社もの見積もりを競争させることで中古車の下取り価格が高額になるからです。

一社だけの見積もりに比べて、複数の見積もり査定をすることで車の買取額が15~30万円ほどアップするのは普通です。

ちなみに、私が一括見積もりしたときは買取額が41万円も上がったことがあります。ネット見積もりの方法を他の人に伝えたところ、「3社から依頼があり、競争させたら買取額が14万円も上がった」「ディーラーからの下取り価格よりも23万円高くなった」など喜ばれるようになった経緯があります。

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