妊娠や出産など、新たに家族が増えることをきっかけに車の買い替えを検討する人は多いのではないでしょうか。

出産の直後は赤ちゃんと一緒に外出する機会が少ないかと思いますが、半年ほど経てば赤ちゃんと一緒に家族で車に乗って出かける機会が増えてきます。

それまでに、赤ちゃんを抱きかかえながら車を乗り降りしたり、オムツやミルクなどの日用品を載せることを考えたりして、子育てに適した車を探さなければなりません。

では、子育てに適した車を探す際はどのようなポイントを考慮すればよいでしょうか。今回は、「なぜ、子育てに向けて車を買い替える必要があるのか」と「子育てに適した車の選び方」を解説していきます。

子供が生まれたら車を買い替えるべき理由

一般的に、独身のときは自分の趣味で車を選ぶことが多いです。男性であればスポーツカーやクーペなど、見た目や走行性能を重視して車を選ぶ傾向にあります。一方、女性であれば可愛らしいデザインの軽自動車やコンパクトカーを選択することが多いです。

結婚して間もない頃は、独身時代から乗っている車にそのまま乗り続けることが多いでしょう。子供が生まれる前は、基本的に夫婦2人での乗車になるため、どのような車種に乗っていても特に困ることはありません。

しかし、子供が生まれると下記のような理由から、これまで所有していた車に乗り続けることは難しくなります。

・子供が生まれると、3人家族になるので2人乗りのスポーツカーでは定員オーバーになる

・クーペや軽自動車などの車内が狭い車種では、子供が2人以上いる場合や、大荷物を載せるときにスペースが足りなくなる

・祖父母を含め家族3世代で出かけることになると、乗車定員が多い車が必要になる

・子供を抱きかかえたまま車を乗り降りするときに、スライドドアがないと不便

このような理由から、出産後は乗車定員が多く荷物のたくさん載る車や、スライドドアなどの便利な装備のついている車に買い替える人が多いのです。

子育てに適した車の選び方

子育てに向けて車を選ぶとき、人によって適した車種は異なります。そこで、実際に子育てに向けて車を買い替えた人の意見を元に、ケース別でおすすめの車種を紹介します。

車にコストをかけたくない人、小さい車が欲しい人(乗車定員4~5人)

「保険料や税金、ガソリン代などの支出をなるべく抑えたい」「奥さんも運転するので、運転のしやすい小さい車が欲しい」ということであれば、軽自動車やコンパクトカーが適しています。

乗員スペース(居住空間)はあまり広くありませんが、子供が1人の3人家族なら大きな荷物を載せなければスペースに困ることはないでしょう。ただ、軽自動車は乗車定員が4人までなので、3人目の子供を考えている人は注意してください。

コストパフォーマンスを重視するのであれば、コンパクトカーよりも軽自動車が適しています。軽自動車のなかでも、「ハイトワゴン」と呼ばれる背の高いタイプの車種は車内が広くおすすめです。

軽自動車(ハイトワゴン)で人気のある車種は「ダイハツ ムーブ」です。

出典:ダイハツ

この他に、同クラスの代表的な車種をまとめたものが以下になります。

日産 デイズ
日産 モコ
マツダ フレア
ダイハツ キャスト
ホンダ N-WGN(エヌワゴン)
ホンダ N-ONE(エヌワン)
スズキ ワゴンR
スズキ アルト
三菱 ekワゴン
スバル ステラ

「コストは抑えたいが、軽自動車よりもう少し広い車内が欲しい」「5人家族なので軽自動車では全員乗れない」などの条件がある場合は、コンパクトカーが適しています。

軽自動車ほどではないですが、その名の通りコンパクトで車体が小さいため運転がしやすく、子育てママからの人気が高いです。

コンパクトカーでは「トヨタ アクア」が人気の車種です。

出典:トヨタ

この他に、同クラスの代表的な車種をまとめたものが以下になります。

トヨタ ヴィッツ
トヨタ ラクティス
トヨタ パッソ
日産 ノート
日産 キューブ
ホンダ フィット
マツダ デミオ
三菱 ミラージュ
スバル トレジア
スズキ スイフト

コンパクトでスライドドアのついた車が欲しい人(乗車定員4~5人)

子供を抱きかかえながら乗車したり、チャイルドシートに子供を載せたりするときなど、子育てママは両手が塞がっている場面が多いです。その状態でドアを開けようとして、隣の車にドアをぶつけてしまいそうになった人は多いのではないでしょうか。

そういった不便を感じているのであれば、スライドドアのついた車がおすすめです。ドアを開けすぎてぶつける心配はありませんし、子供や荷物を楽に載せることができます。

「スライドドアがないと不便」「背が高くて荷物が積める車が欲しい」などの要望を満たす車は、軽自動車では「スーパーハイトワゴン」、普通自動車では「コンパクトトールワゴン」と呼ばれる車種になります。

軽自動車(スーパーハイトワゴン)での人気車種は「ホンダ N-BOX」です。

出典:ホンダ

この他に、同クラスの代表的な車種をまとめたものが以下になります。

ダイハツ タント
ダイハツ ウェイク
スズキ スペーシア
マツダ フレアワゴン
日産 デイズルークス
トヨタ ピクシスメガ
スバル シフォン
三菱 ekスペース

「軽自動車よりもう少し広い車内が欲しい」「軽自動車のエンジン出力では家族全員を乗せて走るときに加速が悪い」、などの要望がある人には「コンパクトトールワゴン」が最適です。

背が高いため、一見すると車格が大きく見えるかもしれませんが、全長と横幅は普通のコンパクトカーと変わりません。ただ、背が高いので空気抵抗を受けやすく、燃費は普通のコンパクトカーよりも若干悪くなります。

これまで、コンパクトトールワゴンは「スズキ ソリオ」以外の選択肢がありませんでした。しかし、2016年末になって以下の4車種が発売されました。

・トヨタ ルーミー

・トヨタ タンク

・スバル ジャスティ

・ダイハツ トール

ちなみに、これら4車種は全てダイハツが開発し、トヨタとスバルにはOEM提供(他社ブランドの製品を製造すること)しています。そのため、基本的な作りは共通しています。

トヨタ ルーミー 出典:トヨタ

家族が多く、広い車内が欲しい人(乗車定員6人)

「両親も一緒に乗せて(家族3世代で)出かけられると便利」「子供が多いのでそれなりに乗車スペースの広い車が欲しい」などの条件がある場合、たいていの人はミニバンを購入します。

しかし、「ミニバンでは大きすぎて手に余る」という場合は、「Sミニバン」がおすすめです。このクラスの車種は「トヨタ シエンタ」と「ホンダ フリード」が代表的です。

ミニバンほど大きすぎず、荷室も乗員スペースも十分に広いため、Sミニバンは子育て世代からの人気が高いです。実際に、私の知り合いで「利便性が良くて、大きさがちょうどいい」という理由から「シエンタ」を2台乗り継いでいる人(子育てパパ)がいます。

トヨタ シエンタ 出典:トヨタ

ホンダ フリード 出典:ホンダ

6人以上人を乗せたいが、ミニバンのデザインが好きではない人(乗車定員7~8人)

「乗車定員が多く荷物のたくさん載る車が欲しいけど、ミニバンのような箱型のデザインが好きになれない」と少数ではありますが、子育てに向けて車探しをしている人のなかには、このような意見もあります。

そういった要望があるのなら、「Mミニバン」がおすすめです。箱型ボディの「トールミニバン」に比べ車高(車の背の高さ)が低いため、高速走行時は安定性があります。また、カーブを曲がる際に軽快に走行できます。

ただ、車種によってはスライドドアが装備されてないことがあるので、よく調べてから購入を検討しましょう。なお、スライドドアが装備されている車種には〇、装備されていない車種には×を記載しています。

Mミニバンでの代表的な車種は「トヨタ ウィッシュ ×」や「マツダ プレマシー 〇」などです。

マツダ プレマシー 出典:マツダ

トヨタ ウィッシュ 出典:トヨタ

この他に、Mミニバンには下記のような車種があります。

トヨタ アイシス 〇
トヨタ プリウスα(アルファ)×
日産 ラフェスタ 〇
日産 NV200バネット 〇
ホンダ ジェイド ×
三菱 デリカD3 〇

とにかく車内が広い車が欲しい人(乗車定員7~8人)

「とにかく車内が広い車が欲しい」「人も荷物もたくさん乗せる」といった条件で車を探しているのなら、「Lミニバン」がおすすめです。また、さらに大型サイズの車種だと「LLミニバン・XLミニバン」もあります。

背が高く、車体重量が重たいので走行性能は期待できませんが、どんなものでも積み込めそうな広い車内は魅力的です。実際に、私はLミニバンの「ホンダ ステップワゴン」を所有していますが、荷物が積めなくて困ったことはありません。

ただ、車体が大きく狭い道を通るときは注意が必要です。また、子育てママからは「できるだけ小さい車がいい」という意見が多いです。そのため、夫婦両方とも車を運転するのであれば、男性は奥さんに相談してから車の購入を検討したほうがいいでしょう。

Mミニバンと違い、大型ミニバンはスライドドアが装備されていることがほとんどです。以下で紹介する車種は全てスライドドアが装備されています。しかし、少数ながらスライドドアが装備されていない車種もあるので、車を購入する際はよく調べる必要があります。

Lミニバンでの代表的な車種は「日産 セレナ」や「ホンダ ステップワゴン」などです。

日産 セレナ 出典:日産

ホンダ ステップワゴン 出典:ホンダ

また、最大サイズのXLミニバンでは「トヨタ アルファード」や「日産 エルグランド」などが有名です。

トヨタ アルファード 出典:トヨタ

日産 エルグランド 出典:日産

この他に、L~XLミニバンには下記のような車種があります。

トヨタ ヴェルファイア
トヨタ エスティマ
トヨタ エスクァイア
トヨタ ノア
トヨタ ヴォクシー
ホンダ オデッセイ
マツダ ビアンテ
マツダMPV
三菱 デリカD:5
スズキ ランディ

今乗っている車を高く売って、次の車を安く買う

ここまで紹介した車種の中に、あなたの要望に合った車は見つかったでしょうか。「子育てに合った車」と一口にいっても車のサイズやスライドドアの有無など、多種多様な車が存在します。

ところで、子育てに向けて車の買い替えを検討しているのであれば、いま乗っている車を売却することを考えているかと思います。その場合、少しでも高く車を売ることができれば、次に買う車の購入資金にあてることができます。

一般的に、車を買い替える際はいま乗っている車をディーラーの下取りに出すことが多いです。しかし、ディーラーの下取り価格は「専門の中古車買取業者に比べてかなり低い価格」になってしまいます。

実は、専門の中古車買取業者に車を売却したほうが、車を高値で売却することができます。

実際に、私の友人の実例として、ディーラーの下取りに査定では10万円の価値にしかならなかった車を中古車買取業者に査定してもらったところ、31万円の買取査定額がついたことがあります。専門の中古車買取業者に車を売却したことで、ディーラーの下取りに比べ21万円も車を高く売ることができたのです。

ただ、中古車買取業者の全てがこのように高い買取査定額を提示してくれるわけではありません。なぜなら、地域によって需要のある車種が異なるからです。

例えば4WDの車を売る場合、北海道などの豪雪地帯の買取業者は需要があるので高く買い取ります。しかし、雪がほとんど降らない地域の買取業者にとって4WD車の需要はあまりないです。そのため、豪雪地帯の買取業者に比べると低い買取査定額を提示してきます。

では、自分の車を高く買い取ってくれる業者を探すために、一件一件問い合わせる必要があるのでしょうか。しかし、それではかなりの労力と時間を要します。

そこで、一括見積もりを利用することによって、一度に複数の業者から見積もりをしてもらうことができます。これにより、高価買取をしてくれる業者を探す手間が省けると同時に、あなたの車の買取査定額が上がります。

なぜ、一度に複数の業者から見積もりをしてもらうと買取査定額が上がるのでしょうか。それは、複数の業者があなたの車を買い取ろうと競争するためです。つまり、オークションで複数の入札者が競争すると値段が吊り上がることと同じ原理です。

ここまでの解説を読むと、ディーラーの下取りには何もメリットがないように感じられますが、実はメリットが1つあります。それは、「ディーラーでは、自社で車を下取りに出してくれたお客様に対して新車の販売価格を値引きする」というメリットです。

ほとんどの場合、一括見積もり査定で車を売却したほうが得です。ただ、稀にディーラーに下取りに出したことによる新車の値引きが大きい場合もあります。例えば、以下の表のような場合であればディーラーの下取りのほうが得になります。

ディーラー下取り 一括見積もり査定
買取査定額(売却額) 10万円 20万円
新車購入費 285万円(下取りの値引き込み) 300万円(定価)
車の買い替え費用合計 275万円 280万円

そのため、「一括見積もり査定」と「ディーラーでの見積もり査定」の両方に査定をお願いし、どちらが得なのかを必ず見比べるようにしましょう。

子供が生まれ、新たに家族が増えることをきっかけに車の買い替えを検討しているのであれば、いま乗っている車を一括見積もり査定で高く売却し、その資金を元手に子育てに向けた車に買い替えましょう。


私が車を買い替えるとき、必ず行うことは一括査定によるネットからの一括見積もりです。一社だけでなく、何社もの見積もりを競争させることで中古車の下取り価格が高額になるからです。

一社だけの見積もりに比べて、複数の見積もり査定をすることで車の買取額が15~30万円ほどアップするのは普通です。

ちなみに、私が一括見積もりしたときは買取額が41万円も上がったことがあります。ネット見積もりの方法を他の人に伝えたところ、「3社から依頼があり、競争させたら買取額が14万円も上がった」「ディーラーからの下取り価格よりも23万円高くなった」など喜ばれるようになった経緯があります。

特にカービューを使えば、登録3分で最大8社へ一括見積もりを依頼することができます。あなたの自宅(または事務所)まで出向いてくれるため、わざわざ車を購入したディーラーのもとに出向くことなく見積もり依頼を出すことができます。

登録無料のネット一括見積もりを活用することが愛車を高額で売る最も確実な方法です。