あなたは車を購入するときに、どのような点を重視して車を選ぶでしょうか。

「走行性能に優れたスポーツカーが欲しい」「車内の広いミニバンがいい」「燃費を重視しているので、ハイブリッドカーがいい」など、車を選ぶときに重視する点はそれぞれ人によって異なります。

そうした車選びのポイントで忘れてはならないのが、「運転支援システムの充実した車かどうか」という点です。なぜなら、運転支援システムの充実した車は、日頃から車を運転する上で起こり得る事故のリスクを少しでも軽減してくれるからです。

そのため、各自動車メーカーは運転支援システムの開発に心血を注いでいます。スバルの「アイサイト」や、スズキの「レーダーブレーキサポート」などの名前を聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。

ただ、実際に運転支援システムの装備された車を運転したことがなければ、このシステムがどれほど優れたものなのかわからないかと思います。また、「運転支援システムといっても、具体的にどんな機能があるのかわからない」という人は多いです。

こうした理由から、「今まで事故を起こしたことはないから大丈夫」「運転支援システムの必要性がわからない」などと考え、運転支援システム搭載車の購入を避ける人がいます。しかし、運転能力や年齢性別を問わず、積極的に運転支援システムの装備された車を選ぶべきです。

なぜ、運転能力や年齢性別を問わず運転支援システムの装備された車を選んだほうがいいのでしょうか。また、運転支援システムにはどんな機能が備わっているのでしょうか。

今回は「運転支援システムの装備された車を選ぶべき理由」と「運転支援システムの機能」を解説していきます。

運転支援システムの装備された車を選ぶべき理由

普段何気なくテレビを見ていると、交通事故によって人が死亡したというニュースを頻繁に見かけます。自分の身に起きた出来事ではないので、あまり気にしていない人が多いかもしれません。

しかし、毎日のようにニュースが流れているということは、事故が起きている数だけ加害者と被害者が存在することを意味します。

今日までは事故に合わなかったとしても、明日事故を起こす可能性は十分にあります。事故は予期できず、突然訪れます。一瞬の判断ミスであなたが加害者になり得るのです。

「私は運転が上手いから大丈夫」と思っている人もいるでしょう。しかし、あなたは運転のとき常に集中しているでしょうか。人間は疲労すると集中力が低下します。仕事で疲れていたり、長距離ドライブで疲労していたりすれば、気づかぬ間に集中力や判断力が低下してきます。

このような状態では、運転の上手い下手は関係ありません。集中力が低下し、眠気を帯びた状態で運転していれば、どんなに運転の上手い人であっても事故を起こす可能性があります。

また、公道を走行しているのはあなただけではありません。見えないところから突然車が飛び出してきたり、いきなり前の車に急ブレーキをされたりと、自分の運転技術がいくら優れていても避けようのない事態に遭遇します。

もし、あなたが事故を起こしてしまえば平穏な日常は一変してしまいます。相手に怪我を負わせてしまえば、長い年月をかけて償わなければなりませんし、相手を殺してしまえばあなたは殺人者になってしまうのです。

運転支援システムが登場した当初は、何十万円もするオプション扱いだったため、わざわざ運転支援システムを装備する人は少数でした。しかし年数が経ち、社会的に運転支援システムが推奨されるようになってからは標準装備される車が増えてきました。

悲しい事態を避けるためにも、これから車を買い替えるのであれば、積極的に運転支援システムの装備された車を選択するべきです。

運転支援システムの機能

運転支援システムは技術の進歩と共に、日々進化し続けています。ただ、あくまでも「運転を支援する」システムであり、運転時の責任は運転手にあります。また、運転支援システムの機能のほとんどは危険を察知したときに働く機能です。そのため、できる限り運転支援システムが作動しないように運転することが望ましいです。

自動車メーカーごとに機能の名称が異なる場合がありますが、基本的には以下の6種類が運転支援システムの機能になります。

衝突被害軽減ブレーキ

衝突被害軽減ブレーキとは、前方車両との車間が近すぎたり障害物を感知したりしたときに運転手に警告音で知らせてくれる機能です。また、衝突が避けられないとシステムが判断した場合は、自動的にブレーキをかけて被害を軽減してくれます。

センサーにより警告音が発せられるため、運転手が気づいてブレーキをかければ衝突を回避できます。

 

もし、警告音に気づかずにブレーキをかけそこなった場合であっても、システムが自動的にブレーキをかけます。これにより、衝突を回避をしたり、衝突したとしても被害を軽減させたりできます。

 

衝突被害軽減ブレーキシステムが装備されていない場合、前方車両の発見が遅れると衝突の被害は大きくなってしまいます。

衝突被害軽減ブレーキでは前方を監視するために、レーダーやカメラ、赤外線センサーなどが用いられています。それぞれの特徴について、以下で解説します。

赤外線センサー方式:

赤外線センサーのメリットは、コストがかからないという点です。また、システムそのものが小型であるため、スペースをとらないこともメリットです。

ただ、赤外線は直射日光に弱く、朝や夕方などの時間帯にうまく機能しないことがあるので注意が必要です。また、雨天時には雨粒で誤認識を起こすことがあるので、ワイパーを作動させている最中は機能が停止するものもあります。

・国産車での採用例

ホンダ「シティブレーキアクティブシステム」

ダイハツ「スマートアシスト」

マツダ「スマートシティブレーキサポート」

スズキ「レーダーブレーキサポート」

レーダー方式:

レーダーを前方に照射し、返ってきた電波を測ることで前方の障害物を認識します。そのため、人が視界に捉えづらいものであっても正確に認識できることが特徴です。例えば夜間や雨天時など、人にとっては視界の悪い状況であっても、レーダーであれば正確に認識することができます。

ただ、欠点として前方の情報を細部までは認識できないという点があります。つまり、前方にある物体の形や大きさを識別するのは不得意ということです。また、歩行者などの電波を吸収してしまう物体は認識できません。

・国産車での採用例

トヨタ「セーフティセンス」

マツダ「スマートブレーキサポート」

三菱「衝突被害軽減ブレーキシステム」

カメラ方式:

レーダー方式に比べて安価であり、より細かい情報を認識できることがメリットです。「何か物体がある」と認識するのではなく、前方にある物体の形やサイズまで正確に識別することが可能です。

そのため、上記の赤外線やレーダーと違い、歩行者に対してもシステムが作動します。

ただ、逆光や悪天候時などではカメラが前方をうまく認識できない場合があります。また、夜間はヘッドライトが照らしている範囲しか認識できません。

・国産車での採用例

スバル「アイサイト」

スズキ「デュアルカメラブレーキサポート」

日産「エマージェンシーブレーキ」

カメラ・レーダー併用方式:

カメラ・レーダー併用方式は、カメラとレーダーがそれぞれお互いの欠点をカバーしているため、前方の認識能力に優れています。

レーダーでは認識できない歩行者はカメラが、カメラが性能を発揮できない悪天候時にはレーダーが機能することでより多くの状況に対応しています。

他の方式に比べて性能は最も優れていますが、2つの機械を組み合わせるためコストがかかってしまうことが欠点です。

・国産車での採用例

レクサス「レクサス セーフティシステム」

ホンダ「ホンダ センシング」

スズキ「デュアルセンサーブレーキサポート」

クルーズコントロール機能

クルーズコントロールとは、アクセルを踏んでいなくても自動的に設定した速度を保ちながら走行する機能です。

たいていの車種ではハンドルにスイッチが装備されていて、そのスイッチを操作することで任意の速度を設定することができます。また、前方車両との車間が詰まってしまって場合には、ブレーキを踏むことで機能が解除されます。

クルーズコントロール機能は設定した速度を保ち続けるため、頻繁に加減速をする必要のある一般道では使用できる機会が少ないです。そのため、この機能が本領を発揮するのは一定の速度で走行し続けることの多い高速道路などになります。

速度を一定に保つためには、道路の傾斜に合わせてアクセルを調整しなければなりません。道路は平らに見えていても微妙な傾斜があり、私たちは無意識にアクセルをコントロールしています。これが、疲労の原因の1つになっているのです。

そこで、クルーズコントロール機能を使用すると、運転手の疲労を軽減することができます。これは、運転中に必要な操作のうち「速度を保つためにアクセルをコントロールする」という操作が必要なくなるためです。

アダプティブクルーズコントロール:

電子技術が発展したことにより、前述したクルーズコントロール機能の強化版である「アダプティブクルーズコントロール」が登場しました。

従来のクルーズコントロールでは速度を一定に保つことしかできませんでしたが、アダプティブクルーズコントロールでは前方車両を検知して車間距離を自動的に調整することが可能になりました。そのため、アクセル操作に関してはある種の自動運転のようにできます。

実際に私はアダプティブクルーズコントロールを体験したことがありますが、前方車両を自動で追尾してくれるのでハンドル操作のみで運転することができ、アクセル操作に関しては自動運転車のような感覚でした。また、運転手の疲労を軽減する効果はかなり大きいと感じました。

車線逸脱防止支援システム

車線逸脱防止支援システムとは、方向指示器(ウィンカー)を出さないまま走行車線を外れそうになると警告音が鳴ったり、ハンドルが振動したりして運転手に注意を促すシステムです。

例えば運転中の眠気が原因で、車がふらついて車線からはみ出しそうになった経験はないでしょうか。この機能があれば、そういった状況で警告をしてくれるため事故の防止に役立ちます。

また、レーンキープアシストと呼ばれるものもありますが、これはハンドルを自動的に制御して車線維持を補助する機能のことをいいます。車種により、車線を外れたときのみ機能するタイプと、積極的に車線を維持しようとするタイプがあります。

横滑り防止装置

横滑り防止装置とは、旋回時の車の姿勢を安定させる装置の一種です。つまり、カーブを曲がっている際に車がスピンしそうになるなど、車が不安定になったときに操作を補助し、可能な限り車を安定させてくれる装置です。

 

例えば、事故を避けようとして急激なハンドル操作をすると、車が横に滑るなど不安定な状態になります。このとき、適切な操作を行わなければ、車がスピンしたり壁に激突したりしてしまいます。特別な訓練を受けている人(レーサーなど)でなければ、回避操作を瞬時に行うのは難しいです。

そういった状況下になったとき、横滑り防止装置があなたを助けてくれます。システムが車に適切な制御をするので、その場を切り抜けられる可能性が上がります。もし、制御しきれなかったとしても被害を最小限に食い止めてくれます。

ちなみに自動車メーカーによっては、横滑り防止装置のことをESC(エレクトロニック・スタビリティ・コントロール)と表記していることもあります。

駐車支援機能

駐車支援機能とは、駐車の枠をコンピューターが認識し、自動的にハンドル操作を行って駐車してくれる機能です。自動的に駐車の枠を認識するタイプと、ナビのモニター上で駐車の枠を設定するタイプがあります。

前進して切り返すときなど、前後進するときにシフト操作(DレンジからRに切り替える)をする必要はありますが、その他の操作は完全に自動で駐車が行われます。

※自動操縦ですが、念のためいつでもブレーキを踏めるように構えておくようにしましょう。

私の友人に、駐車支援機能の装備された車に乗っている人がいます。実際に駐車支援機能で自動駐車するところを見せてもらいましたが、指定した駐車の枠通り完璧に駐車されていました。ハンドルを操作して駐車スペースに合わせる必要がないので、駐車が苦手な人にとって非常に有用な機能であるといえます。

標識認識機能

標識認識機能とは、道路標識をカメラで読みとってメーターなどのディスプレイ(画面)に表示する機能です。

普段車を運転していて、「いま標識があった気がするけど、読んでなかったな」や「いまの標識なんて書いてあったかな」などと思ったことはないでしょうか。

そうした場面で標識認識機能が役に立ちます。少し目線を移動してメーターを見るだけで、現在走行している道路の標識情報を得ることができるからです。また、標識の見落としが減少するため、交通違反の防止にも繋がります。

メーターのディスプレイに表示された道路標識 出典:ホンダ

運転支援システムの装備された車に買い替える

ここまでの内容から、運転支援システムがいかに重要な機能であるか伝わったでしょうか。少子高齢化の影響で、これから運転支援システムの需要は高まり、システムの内容もさらに進化していくでしょう。

一瞬の判断ミスで事故を起こし、あなたが加害者になってしまえば平穏な日常は消え去ってしまいます。いつ起こるかわからない事故に備えて、積極的に安全な車に買い替えていくことは重要です。

なお、運転支援システムの装備された車を購入しようと考えているのであれば、いま乗っている車を売却すると思います。当然のことですが、せっかく車を売るのであれば少しでも高く売れたほうがいいです。

車を買い替えるときはディーラーの下取り査定に出すのが一般的ですが、ディーラーの下取り価格が思っていたよりも低かったという経験はないでしょうか。

ディーラーは中古車を買い取ることではなく、新車を売ることが本業です。そのため、中古車の買取には力を入れておらず、高い値段で買い取ることはほとんどありません。

ただ、下取り価格が低い代わりに自社で下取りに出してくれたお客様に対しては、新車を値引きしてくれることがあります。新車の値引き率が高ければディーラーの下取りに出したほうが得な場合もあるため、車を売る気がなかったとしても、新車の購入見積もりはとっておいたほうがいいでしょう。

それと並行して、専門の中古車買取業者に買取査定をお願いしましょう。「ガリバー」「アップル」「ビッグモーター」などの名前を聞いたことのある人は多いのではないでしょうか。

これら中古車買取業者は、中古車を買い取って販売することが本業です。そのため、中古車の買取に力を入れています。中古車市場で需要のある車であれば、なんとかしてその車を買い取ろうとするのです。

ちなみに、少しでも高く車を売りたいのであれば、車の売却を1社のみで完結させるのはやめたほうがいいです。車を高く買い取ってもらうためには、1社だけに査定を申し込むのではなく、複数の業者に査定をしてもらう必要があります。

ただ、複数の中古車買取業者に一件一件問い合わせる必要はありません。「一括見積もり査定」を利用することでそのような手間は省けます。一括見積もり査定では、インターネットを通じてあなたの車の情報が買取業者に伝わるため、一度入力するだけで何社もの業者から査定を受けることができます。

また、複数の業者に査定を依頼することで、買取業者同士があなたの車を買い取ろうと競争します。これにより、あなたが思っている以上の買取査定額がつくことも珍しくありません。また、査定を受ける業者の数が多ければ多いほど競争率があがり、高値がつく可能性が上がります。

これから車を買い替えるのであれば、一括見積もり査定に申し込んでいま乗っている車を高く売却し、その資金をもとにして安全で便利な運転支援システムの装備された車を購入するようにしましょう。


私が車を買い替えるとき、必ず行うことは一括査定によるネットからの一括見積もりです。一社だけでなく、何社もの見積もりを競争させることで中古車の下取り価格が高額になるからです。

一社だけの見積もりに比べて、複数の見積もり査定をすることで車の買取額が15~30万円ほどアップするのは普通です。

ちなみに、私が一括見積もりしたときは買取額が41万円も上がったことがあります。ネット見積もりの方法を他の人に伝えたところ、「3社から依頼があり、競争させたら買取額が14万円も上がった」「ディーラーからの下取り価格よりも23万円高くなった」など喜ばれるようになった経緯があります。

特にカービューを使えば、登録3分で最大8社へ一括見積もりを依頼することができます。あなたの自宅(または事務所)まで出向いてくれるため、わざわざ車を購入したディーラーのもとに出向くことなく見積もり依頼を出すことができます。

登録無料のネット一括見積もりを活用することが愛車を高額で売る最も確実な方法です。